今回のテーマは“流動資産”です。
前回、状態の貸借対照表のざっくりした全体像をみていきましたが、
今回から5つのブロックに解体して中身をみていきます。
■1年基準(ワンイヤールール)で流動と固定で表現する
流動資産か固定資産か、流動負債か固定負債か。
これを決める手だての一つとして定められているのがワンイヤールールです。
つまり決算日後1年の間に現金化又は費用化するものを流動資産、1年を超えるものを固定資産、
また1年の間に支払期限が到来するものを流動負債、1年を超えるものを固定負債といいます。
また、左の運用エリアでは上に行くほど現金化しやすく、
右の調達エリアでは上に行くほど支払期限が早くなります。
■マッピング感覚で状態の貸借対照表をみていく
状態の貸借対照表では、
どこで表現されているかというマッピング感覚(場所感覚)があると、
より理解を深めることができます。
今回の流動資産でいくと、左上に位置しますので、
運用されていて、換金性の高いものと表現することができます。
■流動資産の中身
ここでは実際の決算書で表現されている流動資産10項目をみていきます。
(実際の計上科目はもっと細かく分かれています)
Point 流動資産は運用エリアの換金性の高いもの
いやー、決算書って面白いですね。エンジョイ決算書!
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