今回のテーマは“決算書はなぜつくる?” です。
会計を知らない時の私の印象ですが、決算書は数字がたくさん使われている小難しいものでした。
そもそも論ですが、なぜ会社は決算書をつくるのでしょうか?
■行動の結果を数値化したもの
簡単にいうと、会社の日々の活動内容を数字で表現したものということになります。
ここでは文章で表現したものと数字で表現したものを比較してみます。
・文章で表現
・数字で表現
このように文章で表現すると結局どれだけ儲かったかわかりづらいですが、
数字で表現するとどれだけ儲かったか一目瞭然でとてもわかりやすいです。
もうひとつ例をあげると、
・文章で表現
“フリーザはクリリンより強い”
・数字で表現
【戦闘力】
フリーザ 530,000 > クリリン 13,000
数字で表現するとフリーザの強さがよく分かります。
決算書の歴史的背景ですが、14世紀イタリアで生まれた複式簿記の技術を使って表現することが、
世界標準となっています。
この世界標準の技術を使うと会社の活動を網羅できるので、
①勘定科目→活動の内容や財産の名称
②金額 →活動や財産の大きさ
の2つの要素で企業活動を表現できます。
文章ではどんなに表現しようと、1年間の活動のすべてを表すことはできませんし、
書く人や読む人によって解釈がわかれますが、数字で表現すれば客観性や比較可能性を得ることができます。
決算書はある意味、世界標準語だと思います。
一度読み方を身に付けてしまえば、英語を話せなくても、外国企業の決算書さえ読めてしまいます。
Point 決算書は企業活動を数字で表現した世界標準語
いやー、決算書って面白いですね。エンジョイ決算書!
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