生まれて初めて腕時計を買ってもらったのがG-SHOCKでしたが(中学2年時)、
あまりの嬉しさに入浴中も身に着けていた記憶があります。
今回は日本が誇る強力なブランド、G-SHOCKを展開するカシオをみていきます。
■カシオのビフォーアフター
2002年3月期と2007年3月期の5年間の推移をみていくと、
赤字の段階から売上も大幅に伸び、利益率も7.7%と飛躍的に改善されています。
■カシオのV字セサク
従来の頑丈やタフさに加え、時計としての価値を高めることを始めたようです。
具体的には、世界6局の標準電波で時刻を合わせ、太陽光でパワーを作る「電波ソーラー化」
をスタートさせました。そこから潮目が変わってきたようです。
機能面の進化だけでなく、同時に全世界で流通・メディアに向けて
「SHOCK THE WORLD」という、スポーツ、ファッション、音楽、アートといった
カルチャーを絡めたプロモーションイベントを行い、
「なぜG-SHOCKがすごいのか」を真面目に世界各地の方々へ伝えました。
個人的な見解かもしれませんが、確かにこの頃からG-SHOCKは
「ファッション的にもかっこよい」というイメージがつき始めたと記憶しています。
このような時計としての機能の進化と、マーケティング戦略が絡み始めて、
V字回復を遂げたようです。
■カシオのイマ・ミライ
GPSモデルや、スマートフォンと連携するモデルなど、
時代にあわせた進化を常にさぐっているようです。
2018年度には売上高5,000億円を目指しています。
Point カシオは機能進化と良さを真面目に伝えることでV字回復した
http://arch.casio.co.jp/file/ir/pdf/results/200203/results_2002new.pdf
http://arch.casio.co.jp/file/ir/pdf/results/200703/tansin-07_all.pdf
http://www.casio.co.jp/media/jp_ja/jp_ja/release/ir/results/201605/setumei16_all.pdf
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