【V字】富士フィルム

決算書サーフィン

デジカメやスマホの普及でフィルムはほとんど見かけなくなりましたが、
社名にフィルムが付いている富士フィルムは
どうやってデジタル化の波を乗り越えてきたのかを今回みていきます。

■富士フィルムのビフォーアフター

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H22年とH23年の比較をみてみると、
営業赤字の状態から売上も伸びて、営業利益も増加しています。

■富士フィルムのV字セサク

①現古森会長が当時社長に就任した後、フィルム関連は全社の売上の6割、利益の3分の2を占める
コア事業だったようですが、デジタル化の波により、市場は2~3年で7~10%減、その後20~30%減と
急激に落ちました。
そこで、事業の構造転換を伴う新しい成長戦略を練り、現状の技術や資源・強みを整理したようです。
その結果、液晶用フィルムに代表される高機能材料事業や、
子会社の富士ゼロックスが手掛ける複合機などのドキュメント事業、
後に医療品や化粧品にも拡大したメディカル・ライフサイエンス事業などの
6分野を新しい成長の軸にしました。

②05年度と09年度の2回、それぞれ5,000人規模の人員削減をしたようです。

■富士フィルムのイマ・ミライ

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フィルムメーカーから「ヘルスケア」メーカーへ今後もシフトしていく傾向がわかります。

 Point  富士フィルムはフィルム会社からの脱却に成功した

http://www.fujifilmholdings.com/ja/investors/pdf/financialresults/ff_fr_2010q4_allj.pdf

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