今回のテーマは“経常利益(ケイツネ)”です。
私が営業部門にいた時に、使ってみたい会計用語No.1は“ケイツネ”でした。
今では経常利益を理解しているので堂々と言えるのですが、経理部門に異動して3ヶ月くらいは
堂々と口に出せなかったのをおぼえています。
その憧れの“ケイツネ”は“儲け”の損益計算書では以下の位置で表現されます。
■経常利益(ケイツネ)は営業利益±営業外収益・費用で導かれる
経常利益を導く式は、
経常利益 = 営業利益 + 営業外収益 - 営業外費用
となり、一言でいうと経常的に発生する利益(いつもの利益)となります。
経常利益は営業能力のみではなく、財務能力も含めた会社の総合的能力を示す利益といえます。
■本業以外で発生する収益・費用とは?
それでは本業以外の要素とはどういうものを指すのでしょうか?
営業外収益 → 本業以外の財務活動などによる継続的な収益
(受取利息、受取配当金、有価証券売却益など)
営業外費用 → 本業以外の財務活動などによる継続的な費用
(支払利息、社債利息、有価証券売却損など)
よく経理界隈では“この費用は下で計上しよう”等という会話がありますが、
これは費用計上を販管費で計上するか営業外費用で計上するかという会話になります。
(上で計上するか下で計上するかによって、営業利益・計上利益の金額がそれぞれ変わってきます。)
いかにも経理っぽい会話ですね。
Point ケイツネは経常的に発生する収益・費用を加味した利益
いやー、決算書って面白いですね。エンジョイ決算書!
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