今回のテーマは“決算書は誰のためにつくる”です。
決算書を利用する人は、経営者や株主だけではありません。
取引先にしてみたら、あの会社と取引して大丈夫かどうか、そうしたチェックも必要でしょうし、
税務署だって決算書が無ければ適正な税金が計算されているかどうかは分かりません。
■決算書は誰の為につくる
このように決算書を利用する人は様々な立場の人がおり、#01“会計は面白い”でも触れましたが、
“必ず必要な人”と“必ずしも必要でない人”という視点でカテゴリー分けすると次のようになります。
私が営業部門にいた時は“必ずしも必要でない人”の部類に属していたので、
決算書といわれても“本社にいる人たちが作っているどこか遠い存在のもの”でした。
しかし、“自分の仕事の成果が決算書のどこの部分に貢献してる”などを意識しながら
決算書を読むと、非常に味わい深いものになってきます。
この会計サプリでは、“必ずしも必要でない人”の社員が決算書にリアリティーを持って
面白く感じられるよう、決算書の説明をしていこうと思っています。
■決算書はすぐ手に入る
ここでは決算書の入手の仕方を紹介します。
①企業のホームページ
検索のコツは“企業名 IR”で検索すれば検索結果のトップにでてきます。
(IR=Invester Relations・投資家向け広報という意味)
②みんなの会社情報
過去数年分を会社横断的に閲覧できるので、便利です。
③Yahoo!ファイナンス (ダイジェスト版)
決算書という形ではないですが、Yahoo!ファイナンスの企業情報は
要点がまとまっており、非常に見やすくなっています。
決算書は語学の学習と同じで最初は慣れから始まると思うので、
少しでも多くの決算書に触れることをオススメします。
Point 決算書は手応えを感じられると面白くなる
いやー、決算書って面白いですね。エンジョイ決算書!
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